笑いあり、厳しさありでしっかり学べる安全トレーナー
富田勉とみた つとむ
富田労働安全衛生研究所代表
プロフィール
1964年 東京オリンピック開催の年、松下電器産業株式会社(現パナソニックHD)に入社、ブラウン管の製造業務に30年間従事した後、人事グループに異動し安全衛生専任となる。
社内では、自ら企画・運営してきた労働安全衛生研修で新任昇格の管理・監督者、累計約3,000名を育成するとともに、国内・海外事業場へ労働安全衛生マネジメントシステム、リスクアセスメントの導入を進め、社内の労働災害の減少に努めた。
その後、勤続44年6か月を経て、2008年9月パナソニック㈱を定年退職し、現在、中央労働災害防止協会大阪安全衛生教育センター、(公)大阪労働基準連合会、府下労働基準協会等、各種企業団体にて「部下を守り育てられる管理・監督者」への安全衛生教育に笑いあり、厳しさ有りしっかり学べる人気トレーナーとして活動中。
2019年に中央労働災害防止協会「緑(りょく)十字賞」受賞
講演テーマ
事故に不思議の事故なし~危険の芽を摘む習慣・行動~
「安全をここまで情緒豊かに、それでいて理論的にわかりやすくお話してくれる講師はこの人以外にいません。」
原因のない事故はありません。人 物 作業 管理の4つの視点で原因の究明と対策をしなければいけません。
また特効薬のようにすぐ効く安全衛生教育もありません。
薬に例えるなら漢方薬です。長い時間をかけてじわじわと効いて来る。
事故が起きてしまってからでは手遅れです。真剣に今から出来ること皆さんと一緒に考えていきましょう。
■ 安全の自覚、経営と安全は表裏一体
自社の労働災害が多いか? 少ないか? 会社の経営成績と一緒知ることから始まる
自社の安全成績を講習会場で問いかけるとほとんどの人が答えられない。
■ なぜ? 減らない労働災害!
あいつが悪い? それほんまか? 被災者になぜそうさせたのか? 原因は複数ある!
夜も寝れないくらいに職場の安全管理のことを考えたことがあるのか
■ 監督者の安全職責
自分が正しいことを言っても相手に伝わるとは限らない
監督者の伝達力を磨くとは、「伝える」よりも「伝わる」で考動を起こす
■ 同種の災害発生が続く、現場を見ると監督者の安全職責が果たせていない
言い訳名人三つの理由「忙しい」「難しい」「金かかる」 さあどうする?
■ なぜ5S活動で災害が減るのか?
人の心理に影響する。きれいな職場では集中力がわき、ルールを守る風潮にある
成果を挙げている諸外国の情報や国内企業の事例
■ 労働安全衛生法は事業者責任のみではない、両罰規定も教育すべき
だれが法違反を犯したのか、誰にどのような教育をしなけ
ればならないのか? それを怠ればどうなるのか? 最近の法違反による書類送検事例をふまえて
■ リスクアセスメントで成果があがらないのはなぜか
リスク抽出洩れ、ジャッジミス、体制の不備などいろいろあるが
すべては理解と教育不足にある
いざ!という時の備えのために~労働安全衛生方とハラスメントについて~
「安全配慮義務」が最高裁判所の判決によって明確に示されていても、その意義
が正確に理解されていないために一般社員と管理・監督者間で摩擦が起きている。
社員への、指導・教育とハラスメントの違いは何か? 健康面の配慮も含め全社員が
知ることが重要。
裁判事例も交えてクイズ形式を含め、分かり易く解説します。
〇アウトライン
• 労働災害防止に関する法令について
• 安全配慮義務とは
⇒ 安全配慮義務という考え方は、いつから
⇒ 労働安全衛生法を守っていれば、安全配慮義務には問われないか
⇒安全配慮義務の責任範囲は
⇒ 安全配慮義務の具体的な内容
• 安全配慮義務違反の事例
• 知らないからハラスメントと言われる
• 安全配慮義務違反の損害賠償範囲
• 企業として安全配慮義務を尽くすには??