尾川とも子おがわ ともこ
プロクライマー
プロフィール
宇宙飛行士を目指して進学した早稲田大学理工学部物理学科を卒業。
在学時の2000年、国体山岳競技に誘われたことがきっかけで、クライマーの道へ。
2003年「Asian X-games」で優勝し、競技歴わずか3年で
アジアのトップクライマーとなった。2006年も同大会で優勝。
その後はチャレンジの舞台を自然界の岩場へ移し、
2008年4月に日本人女性初となる難度V12を達成。
2009年秋より、女性では前人未到の難度V14の岩に挑み始める。
数ミリ単位で指や足の位置を研究し続け、2012年10月ついに完登。
世界の女性で初となる記録が称賛され、
2012年には世界で最も活躍したクライマーに送られる「Golden Piton賞」、
2014年には「Golden Climbing Shoes賞」を受賞した。
2014年に第1子、2016年に第2子を出産し、現在はアスリートと母親の立場を両立させつつ、
「学校にボルダリングウォールを」という夢を追いながら活動中。
■主な競技歴
2000年 富山国体総合2位
2002年 UIAA International Event FRANCE 19位
UIAA World cup ITALY 12位
2003年 Asian X-games 優勝
世界選手権FRANCE 18位
2004年 UIAA InterNational Event FRANCE 13位
UIAA World cup ITALY 11位
UIAA World cup CHINA 10位
2005年 SENDFEST(全米大会)Salt Lake 優勝
2006年 Asian X-games 優勝
2007年 ノースフェイスカップ(韓国) 優勝
2008年~ 自然の岩場を活動の拠点とする。
2008年 4月 日本人女性初となる難度V12を達成
2012年10月 女性としては世界初となる難度V14を達成
■主な出演
(書籍・DVD)
・「The Cliff(ザ・クリフ) 尾川智子ボルダリングトライアル」マジカル
・「クライミングで美しい身体を手に入れる!尾川智子のボルダリングBasic」スキージャーナル(DVD付書籍)
講演テーマ
クライミングから学ぶ 危険回避の方法
命綱を使わず、自然の岩場で難易度の高い岩壁を登るフリークライミング。
一見、危険な事故と隣り合わせの競技に思えるが、意外にも事故は殆ど起こらないという。
危険と隣り合わせであることの認識が危険な事故を招かないための最も大事な要素になっていると分析する。
また、難易度の高い壁に挑む際に実際に行われる状況判断とはどのようなものか。
事前の準備、危険の予測、状況判断など、あらゆる職場で通じる安全ノウハウをお話します。
前向き思考で壁に挑戦!
●壁は、自分自身の心にある
夢をかなえるために必要なものは「自信」・「挑戦」といったプラスのエネルギー。
マイナス思考の壁が自分の可能性を狭めていることにすぎない。
マイナス思考を受け入れてこそ、壁を乗り越えることができる。
●チャンスに失敗を変える力が大切
夢や目標、進路につまづく場面に遭遇しても、そこで終わりではない。
自分を見つめなおし、自分がやりたいことは何かをきちんと考えることが大切。
■キーワード
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