久郷ポンナレットくごう ぽんなれっと
平和の語り部
プロフィール
1964年、カンボジア・プノンペンに生まれる。
1975年、ポル・ポトによる暴政開始。
両親、きょうだい4人を失い、自らも苛酷な強制労働に従事させられ、
死の瀬戸際で一命を取りとめる。
1979年、ポル・ポト政権崩壊。混乱の中、タイに脱出。
1980年、留学中の姉を頼って年来日。
その後、苦学して小学校・中学校・高校を卒業。
1988年、日本人男性と結婚。
1990年、日本国籍取得。
2005年、強制移住先で母姉妹が亡くなった村の
「キリング・フィールド」へ当時の加害者たちと合同慰霊主催。
2015年、秋頃、合同会社メデイアイランドより『児童書』が出版される。
現在、平塚市に在住し「平和・命・人権」などをテーマの講演活動をしている。
■主な出演番組・書籍
『色のない空』(春秋社)
『虹色の空』(春秋社)
講演テーマ
カンボジア虐待を生き抜いて
私が書いた 「色のない空」の内容をご紹介したり「戦争体験」・「大虐殺を生き延びて・・・」
「難民」「差別・偏見」「国際結婚」などなどを率直な気持ちで、皆さんに語りかけていきたいと思います。10歳だった1975年、生まれ育った首都プノンペンを追われた。ポル・ポト共産主義政権による大虐殺 を辛うじて生き延び、インドシナ難民として80年に来日。内戦中に父母ときょうだい4人を亡くし、故郷を離れざるを得なかった。「普通の家庭に育った人間がすべ てを失い、孤児となる。 来日後、「学んで一人前になりたい」と16歳で小学校に編入。働きながら夜間中 学に通った。結婚後2人の子どもを育てつつ35歳で通信制高校に通う。現在、在日カンボジア人子女の教育援助や講演などに活躍中。