高野甲子雄たかの きねお
原子力安全研究協会/放射線災害医療研究所副所長 / 防災士
プロフィール
1948年生まれ。山梨県甲府市出身。
1968年 東京消防庁に入庁。
2009年 東京消防庁を退官。前小金井消防署長。
1982年 千代田区永田町で発生した「ホテルニュージャパン火災」に
麹町消防署永田町特別救助隊長として現場に最初に到着し、人命救助に専念する。
この功労で「消防総監賞、東京都知事賞、消防庁官賞、総理大臣賞(部隊賞)、
都民の消防官」を受賞する。
2003年 NHKのプロジェクトX「炎上 男たちは飛び込んだ」で大きな反響を呼んだ。
課長時代には、高齢化に伴う防災対策として「中学生を防災の担い手」として育成する運動を
展開する。この運動は、中学生に「消防、救助、救急」の技術を習得させ、
学んでいる地元で震災等の大災害時にマンパワーとして市民ともに活躍してもらう事を
目的としたもので、牛込消防署時代から始め、千住、城東、滝野川、小金井の各消防署で
「中学生防災トライアスリート」と名づけて養成を継続した。
小金井では市内全中学校で活動を行い定着させた。
また、ボランティアとして、阪神淡路大震災から、新潟、長野の水害に始まり、
退官後も東日本大震災では発災3日目から福島の災害対策本部に入り福島、宮城、岩手で
約1年半活動。
近年、広島の土砂災害、茨城北条の竜巻災害、常総市の水害などで現地へ入り活動を行う。
現在は、これらの経験を生かし災害時現場で活動できる人たちを育成するため微力ながら、
消防団員、防災士、会社の自衛消防隊、町の自主防災隊、小学生から大学生及び障害者の
実践防災教育を積極的に行っている。
■主な出演
NHK 「プロジェクトX「炎上 男たちは飛び込んだ」」
講演テーマ
あのニュージャパン火災伝説の消防士が語る リーダーの決断~とっさの判断が生死をわける~
元東京消防庁 小金井消防署長。
1982年に千代田区永田町で発生した「ホテルニュージャパン火災」では、いち早く現場に到着、
人命救助に専念し、66名の宿泊客を助け、これまでのご経験を基に、
多発する災害でしっかり活動できる人材を育成すべく、実戦で活かせる防災教育、防災活動に力を入れ、
事故発生時の初動の大切さ、チームの大切さとポイント 、ホテルニュージャパン火災だけでなく、
多数の事例をあげながら、現場判断の重要性、リーダーとしての指揮のとり方など映像を交えお話しします。
■キーワード
#安全大会