CAから運送会社の社長に転身!
五月女奈緒美そおとめ なおみ
三福運輸株式会社 代表取締役社長
プロフィール
新潟県新発田市出身。山脇学園短期大学英文科卒業。
1987年全日本空輸株式会社に客室乗務員として入社。国内線・近距離アジア線を乗務。2002年~2003年までVIP担当として地上勤務。2013年事業承継のため三福運輸株式会社に取締役統括部長として入社。2015年代表取締役に就任。社長就任後はCAの経験を活かし、安全教育体制の構築およびマナー・モラル教育等を実施し、プロドライバーの育成に努めている。
また、人が集まる魅力ある会社づくりを目指し、女性雇用に「Safety First」「高品質輸送」を方針に掲げ、三福ブランドを確立、お客様に選ばれる会社を目指す。
2018年12月には新営業所として金沢営業所を設立。
また、各地で「マナー・モラル」「女性雇用」「CAの経験を活かした会社づくり」について講演を実施。
■主な活動
・一般社団法人日本トラックドライバー育成機構(JTDO)マナー講師
・JTDOプロドラ準1級認定インストラクター
講演テーマ
人が集まる魅力ある業界へ~CAから運送業界への転身~
全日空客室乗務員の経験を経て 運送業へ飛び込んだ理由
運送業界では珍しい女性経営者であり、元は客室乗務員(CA)という異色の経歴を持つ。CAの経験を生かし、あいさつやマナーの徹底など運転手教育に力を入れる。26年間全日空に勤務した。CAとして国内便やアジア便を中心に乗務し、忙しくも充実した日々を過ごすも三福運輸創業者の父親が病に倒れ、事業を引き継ぎ社長に就任。
航空業界の緩みの無い安全教育の導入で事故激減!
航空業界で学んだ安全やマナーを徹底して教育。航空業界の取り組み、エラーチェーンを断ち切る、過去の事故に蓋をしない、安全に初心者もベテランもない。
ルール・マナー・モラルを大切にする企業風土づくり
まず取り組んだのが、従業員教育だった。ドライバーの中には制服を着なかったり、敬語を使わなかったりと気ままな振る舞いが目立つ人もいた。「荒々しい運送会社のイメージを変えたい」。CAの経験を生かし、身だしなみや丁寧な言葉遣いなどを従業員に徹底させた。改革について行けず、会社を辞める運転手もいた。「人手不足なので困ったが、意識を入れ替えなければ会社は良くならない」と厳しい態度で臨んだ。
多様な人材が働きやすい環境整備
女性運転手の確保にも力を入れる。男女共用だったトイレを別にしたほか、仮眠室をカーテンで仕切るなど環境整備を進めた。社員が明るく楽しく笑顔で働けるよう、労働環境の整備をさらに進め、高品質輸送の提供のために教育を徹底し、三福ブランド「安全・無事故」「丁寧な対応」「きれいな車両」でお客様の信頼を確確立。トラック業界のイメージ改革に取り組んでいる。
■キーワード
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