瀧川克弘たきがわ かつひろ
(前)未来工業株式会社代表取締役社長
プロフィール
1946年生まれ。66年大阪府立天王寺高校卒業後、地元大阪で照明器具の製造販売メーカーに就職、営業マンとして全国を飛び回る。10年で取締役に昇進したものの、大手商社からの子会社化の提案をオーナー社長が受け入れたため、辞職。そのころ、北海道出張時に出会った未来工業の創業者、山田昭男相談役(当時社長)に声をかけられ、81年に未来工業へ入社。当時、未来工業がまだ拠点を持っていなかった北海道に、自ら志願して札幌営業所を設置し、営業所長として北海道全域の営業を担当した。理由は「都会でもなく田舎でもない」札幌の街が好きだったからだという。91年に取締役に就任。93年、営業部長就任と同時に家族を北海道に残し、本社がある岐阜県輪之内町へ赴任した。2000年に常務、03年に社長に就任。
講演テーマ
発想の転換が組織を活性化させる~型破り経営~
2003年に社長となった瀧川は、今、強烈なカリスマである山田が創り上げた”未来工業の文化”を、いかに継承していくかが自らの使命だと考えている。 「企業が変わるときはその文化も変わる。それは企業の危機であり、逆にチャンスでもある。文化とはそれくらい企業にとって大事なものです」
瀧川氏はトップの交代や時代、環境の変化で、企業の文化は少しずつ変わるものと自覚しながらも、これだけは絶対に変えないと誓う3つの”未来工業の文化”を掲げている。
一、人を大切にする
二、ケチを貫く=常に考える
三、経営者が公私混同しない