坂本博之さかもと ひろゆき
元プロボクサー / SRSボクシングジム会長
プロフィール
1970年12月30日、福岡県田川郡川崎町生まれ。
家庭の事情により1歳前から乳児院・児童養護施設に入退所を繰り返す。
小学2年生のときに、児童養護施設「和白青松園」で8ヶ月を過ごし、
ボクシングをテレビで見たことから、ボクサーになることを決める。8歳で母と上京。
埼玉県・小松原高等学校卒業後、
東京都角海老宝石ボクシングジムに入門し、ボクシングを始める。
1991年にプロデビュー、連続KOの山を築き脚光を浴びる。
1993年に全日本新人王となり、更に同年日本ライト級王座を獲得。
1996年には東洋太平洋同級王者となり、‘平成のKOキング’と呼ばれるようになる。
過去4度世界同級タイトルマッチに挑戦。
いずれも失敗するが、2000年の畑山隆則戦ではボクシング史上に残る名勝負を演じた。
2000年には「こころの青空基金」を立ち上げ、和白青松園への支援活動を始める。
2006年1月、椎間板ヘルニアを克服して再起戦で勝利。
47戦39勝(29KO)7敗1分。2007年1月6日現役を引退。
現役引退後、同ボクシングジムでトレーナーを務め、2010年1月より独立。
引退後本格的に活動を始めた「こころの青空基金 SkyhighRingS~SRS~」で
全国の児童養護施設で生活する子ども達への
こころの支援活動(SRSボクシングセッション)や、
児童養護施設を退園し、プロボクサーを目指す子ども達への
自立支援活動を精力的に行っている。
2010年8月より、東京都荒川区西日暮里にて「SRSボクシングジム」を開設。
会長としてトレーナー業に力を注いでいる。
また、講演活動、雑誌やテレビ、ラジオなど幅広く活躍の場を広めている。
■主な書籍
・「坂本博之 不動心」日本テレビ放送網・構成企画 加茂 佳子
・「ちくしょう魂(こん)児童養護施設から世界をめざして」小学館文庫・編集 岸川 貴文
・「「運命」を跳ね返すことば」講談社
・「僕は運命を信じない」西日本新聞社 著・田中 耕
講演テーマ
僕は運命を信じない
親戚の家に預けられた時に虐待を受け、その後施設で過ごすことになった少年時代。
そこで、テレビのボクシングの生中継を見たことをきっかけに、
プロボクサーになる夢をもち、高校卒業と同時に、ボクシングジムへ入門。
プロボクサーとしてデビューし、日本ライト級チャンピオン、東洋太平洋チャンピオンに輝き、
世界チャンピオンへのタイトルマッチにも4度挑戦した一方では、
椎間板ヘルニアの手術を受け、故障と向き合いながら戦ってきました。
ご自身の生い立ちにより経験してきたこと、15年間のボクシング生活において学んだこと、
ボクシングをすることによって人からの愛情や熱を受け、自分が変わることができた経験をお話しします。
児童養護施設と虐待の現状
坂本氏は児童養護施設での生活を経験した当事者であり、
ボクシングを引退してからはボランティアとして、施設を訪問し、SRSボクシングセッションなどを行っています。
その児童養護施設の 入所理由の60%が「虐待」である現在、
直接子供達とふれあい感じること、大人が子どもを育てていくことの大切さを熱く語ります。
命の尊さ
ご自身の経験をもとに、「生きる強さ」や「絶望を希望へ変えていく過程」を伝えます。
■キーワード
#生涯学習 #スポーツ #人権 #子どもの人権
#学校 #教育 #PTA #教職員向 #生徒向