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白血病患者としての体験を具体的にお話

大谷貴子おおたに たかこ

特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会 会長

プロフィール

1961年 大阪に生まれる。
1986年 千葉大学大学院に在学中慢性骨髄性白血病と診断される。
1987年 千葉大学大学院卒業。その後も入退院を繰り返す。
1988年 名古屋大学医学部付属病院で母親からの骨髄移植を受け退院。
1989年 「東海骨髄バンク」設立。
1990年 全国骨髄バンク推進連絡協議会発足と同時に運営委員に就任。
1991年 ライオンズクラブ国際協力334A-地区ガバナースペシャルアワード及び、(社)日本青年会議所TOYP(トイップ)大賞グランプリ、
東海テレビ文化賞受賞。
同 年 (財)骨髄移植推進財団(日本骨髄バンク)設立と同時に同財団評議員、並びに普及広報委員に就任(1996年3月まで)。
1992年 初級カウンセラー試験合格(医師と患者の架け橋になりたくて)。
1994年 精神対話士資格取得。
1995年 朝日社会福祉賞受賞。全国骨髄バンク推進連絡協議会副会長に就任。
1996年 日本ホスピタリティ協会主催「The Best hospitality of the year」を受賞。
1997年 結婚。中日社会功労賞受賞。

■主な出演
(書籍)
 ・「霧の中の生命」リヨン社
 ・「生きてるってシアワセ!」スターツ出版

(テレビ)
 ・NHK「プロジェクトX」にゲスト出演
 ・「決断 命の一滴」  ~白血病・日本初の骨髄バンク~

講演テーマ

白血病になって初めて気づいたこと~全ての人が平等である社会を~

自分自身は、病気や障害への偏見を持たない人間だと思っていました。
でもそれは、単に無関心であっただけなのかも知れません。自分自身が白血病という病魔に侵されて初めて気付きました。病気や障害をもつ人たちへの社会の様々な偏見。弱者に向けられる明らかな差別意識。自身が病気という負荷を負って初めて気付いたことでした。

幸いにも、私は骨髄移植により新たな命を得ました。
これは奇跡的なことです。
骨髄の型が適合し、移植が可能になるのは兄弟で25%、他人では数千分の1の確率です。
多くの人たちが、骨髄提供者にめぐり合う前に命を落としていくのが現実です。
「誰もが移植を受けられる世の中にならないか」
矢も立てもたまらず、私は日本初の骨髄バンクを作るプロジェクトを発足しました。
そのプロジェクトは、現在「全国骨髄バンク推進連絡協議会」として懸命な活動をしています。

私たちのまわりには、病気や心身の障害などを負った多くの弱者が共に暮らしています。
助けを必要としている人たちに、ほんの少しでも関心を持って欲しいのです。
共に助け合い、互いを思いやる、差別の無い平等で平和な社会をつくりましょう。

白血病から学んだこと ~生きていることの喜びを伝えたい~

1986年、大学院生の頃に白血病の宣告を受けました。

「死ぬかもしれない」という恐怖との闘い。
必死の骨髄提供者探しの末、奇跡的に母親と適合し、いのちを得ました。
“いまを生きる”ことの喜び、幸せをかみしめています。

未来を生きる若い人たちに「生きていることの意味」を伝えていくことが、いのちを得た私の役割であると思っています。

■その他演題
 ◎ 白血病から学んだこと~生きていることの喜びを伝えたい~
 ◎ 生きているってシアワセ!~誰もが骨髄移植を受けられる世の中に~

■キーワード
#生涯学習 #いのち #人権 #未来を生きる若い人へ #生きている事の意味 #看護学生向け #看護師向け #生徒向け #白血病

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