成田真由美なりた まゆみ
パラリンピック競泳選手
プロフィール
1970年神奈川県生まれ。
13歳の時に脊髄炎により下半身麻痺となり、21歳まで入退院を20回以上繰り返す。23歳のとき水泳に出会う。
1994年6月 東北身体障害者選手水泳競技大会で大会新記録で優勝。
その帰路、交通事故に遭い頸椎損傷で左手麻痺が加わる。
10ヶ月後に復帰して各種大会で記録を更新。
1995年 米・アトランタのプレパラリンピックで3種目世界新記録優勝。
1996年 第10回アトランタパラリンピックで6種目の出場。
金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得。
1999年 豪・シドニープレパラリンピック(サザンクロス世界大会)出場。
5種目に出場し、50m自由形、100m自由形にそれぞれ自己の世界新記録を更新し優勝。
金メダル4個、銅メダル1個を獲得。
2000年 第11回シドニーパラリンピックで7種目の出場。
金メダル6個、銀メダル1個を獲得。その内世界新記録を5種目、大会新記録を1種目更新し、内閣総理大臣顕彰を受賞。
2004年 第12回アテネパラリンピックで金7個、銅1個を獲得。
アテネパラリンピックでの活躍と講演活動による障害者スポーツ普及への貢献により
2005年には国際パラリンピック委員会からパラリンピックスポーツ大賞を受賞。
2008年 北京・パラリンピック大会に出場。その後、第一線を退く。
2016年 リオデジャネイロ・パラリンピックに出場。これで通算5度目。
これらの活躍が国民に感動を与え、多数の賞を受賞。
現在、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事として、活動中。
■主な書籍
・「私、泳げなかったのに ~アトランタへの軌跡~」 かなしん出版
・「あしたにトライ ~車いすの金メダル~」 アリス館
・「夢への前進(ストローク)」 講談社
・「あした光りのなかでー成田真由美という伝説」 ホーム社
講演テーマ
あしたにトライ~車いすの金メダル~
車椅子生活が余儀なくされ、それを受け入れるまでの精神的苦しみや葛藤についてに触れながら、水泳との出会い、パラリンピック出場への思いを語ります。
また、障害者が日々感じている事や体験談を紹介しバリアフリーな社会づくりへの思いを話します。
■その他演題
◎ 自分の可能性を求めて