姜尚中カン サンジュン
政治学者 / 熊本県立劇場館長
プロフィール
1950年 熊本県熊本市出身
1979年 早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了
国際基督教大学助教授・准教授
東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授
聖学院大学学長などを経る。
東京大学名誉教授
2016年1月~熊本県立劇場館長 兼 理事長に就任
2016年4月~東京理科大学特命教授
◆専門分野
政治学、政治思想史
■主な書籍
「在日」 (講談社、集英社)
「姜尚中の政治学入門」 (集英社)
「ニッポン・サバイバル」 (集英社)
「愛国の作法」 (朝日新聞出版)
「悩む力」 (集英社)
「リーダーは半歩前を歩け」 (集英社)
「あなたは誰?私はここにいる」 (集英社)
「母ーオモニー」 (集英社)
「心」 (集英社)
「心の力」 (集英社)
「悪の力」(集英社)
「姜尚中と読む夏目漱石」(岩波ジュニア新書)
「君に伝えたいこと 15才の人生レッスン」(自由国民社)
「漱石のことば」(集英社)
「逆境からの仕事学」(NHK出版新書)
◆主な共著
「グローバル化の遠近法」 (岩波書店)
「ナショナリズムの克服」 (集英社)
「デモクラシーの冒険」 (集英社)
「戦争の世紀を超えて」 (集英社)
「大日本・満州帝国の遺産」 (講談社)
「世界『最終』戦争論」(集英社)
講演テーマ
悩む力・生きる力
安定した収入、伴侶と家族、健康、老後のたくわえ―。この既存の幸福像は、いまや瓦礫と化した。
神仏はおろか、現代社会の宗教とも言える科学への不信も極まり、寄る辺ない私たちの孤立はさらに深まっている。この憂鬱な時代のただ中で、私たちが真の意味で生まれ変わり、新たな「幸せの感情」に浸ることなど、果たして可能なのだろうか? 先の見通せない現代が夏目漱石の生きた時代に似ているとの自説を披露。「漱石の文学から読み取れるのは、自分をさらけ出せる関係を持つことの大切さ」とし、ビジネスやプライベートでも「本当の師や友を見つけてほしい」と提言します。