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石蔵文信イシクラ フミノブ

大阪大学人間科学科研究科 未来共創センター招へい教授

プロフィール

1982年 3 月 三重大学医学部卒業
     7 月 財団法人船員保険会大阪船員保険病院 内科医務職
1987年 7 月 国立循環器病センター 循環器科医師 (厚生技官医 療職)
1992年 7 月 大阪厚生年金病院 内科医長
1994年 7 月 大阪警察病院 循環器科 医長
1997年 7 月 米国メイヨークリニックに留学
1998年 5 月 大阪大学医学部保健学科医用物理学講座 助手
2000年 10月 大阪大学医学部保健学科医用物理学講座 学内講師
2004年 4 月 大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻
        医療技術科学分野 機能診断科学講座 助教授
2007年 4 月 同 准教授
2013年 4 月 大阪樟蔭女子大学 学芸学部 健康栄養学科 教授
2017年 4 月 大阪大学人間科学研究科 未来共創センター招へい教授

精神的疾患について勉強し、患者紹介などで精神科医とスムーズに連携するため、公益社団法人日本精神神経科診療所協会 会長の渡辺洋一郎氏と共に「一般医-精神科医ネットワーク(通称G-Pネット)」を立ち上げ、大阪を中心に自殺者を減らす活動を行なう。
年数十回の大企業・自治体への講演などに取り組む。 

■主な著書
「定年不調」               集英社
「夫源病」                大阪大学出版会
「巨人性うつと阪神性不安」       双葉社
「パンツの中の健康」           双葉社
「「男のうつ」治らなくても働ける!」  日本経済新聞出版社
「なるほど!育じい道 お医者さんが実践している孫育て術」 講談社
「日本人が安心して死ねない99の理由:世界最高の医療を守るためのヒント」大阪大学出版会
「男もつらいよ!男性更年期」       ソシム          他多数

講演テーマ

巨人性うつと阪神性不安~野球も人生も後半戦が面白い~

現在、中高年の男性だけでなく、やがて自分にも関わる20代、30代の人、もちろん女性のみなさんも必聴です。不安障害は中高年の男性にはよくあるパターンです。大きな舞台が近づくと不安になるのは誰でもあることですが、もっと激しくなると逃げだしたくなる。しかし、そうもいかないと酒に頼る。この時点で医師に相談すればかなり改善できるのですが。ほっておくと、そこからうつになる危険があります。眠れないから薬をもらう、腰が痛いから治療をするなど、対処はするのですが、根っこにあるストレスをコントロールできない。相談する人もいないのが問題で、地位が上になればなるほど、この傾向は強まっています。

中高年からのパートナーシップ~ともに依存しない生き方を目指して~

男と女は生物としてまったく違うものだと理解することが大切。
女性ホルモンのエストロゲンは、体や 心を守る働きがある。それがなければ出産と育児という 多大なストレスが生じる営みは乗り越えられない。 逆に言えば、それがない男性に育児は
不向き。だから最近のイクメン礼賛も良いとは思えない。
否定することもないが、『それができない男はだめだ』という風潮もいいことばかりではない。
診療の現場から見えてくるこころの問題や男性の自立についてわかりやすくお話します。

中高年のうつと自殺予防

男性40~60歳以上の人に自殺者が集中し、まさに男性更年期の自殺増加が目立つ。
精神的なショックを受けると、誰でもうつ状態になり、食欲がなくなり不眠になる。しかし、時間が経つと 改善されるが、落ち込みが二週間以上続き、体に症状(口が渇く・汗をかく・肩こり・頭痛・便秘・下痢
など)が出て来るようだと要注意。
うつになりやすいのは、真面目で責任感の強い人。うつと不安は表裏一体の関係で、脳の中のエネルギー(セロトニン)が消耗すると、疲労感を感じ八割の人は休むが、うつになりやすい真面目な人は、逆に頑張っ てしまう。不安を抱え悩むと、脳の働きをよくするセロトニンがドンドン減り、正常な判断ができなくなっ 自分を追い込む。
愚痴を言い、職場の文句は妻に言えば消えていく、しんどい仕事は若い人に任せ、退職後は、妻の邪魔を
しないで「自分のしたいことを見付け、気楽に過ごせばよい」と、うつ防止法を提言。

■その他演題
 ◎ 心身の健康を考える~男のうつと夫源病対策~
 ◎ こころとカラダの健康は”男女共同参画”から
 ◎ Dr.石蔵のええ加減料理のススメ~濡れ落ち葉亭主にならないために~
 ◎ 男もつらいよ!~中高年男性のための”こころ”の健康~
 ◎ 組織を元気にするメンタルヘルス~管理職もつらいよ!男性更年期~

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